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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力



『・・・
そうですかね?』


これだけの至近距離なら、私は自分のピアスを軽く弾く。



"リ―――――ン"


ピアスの共鳴音。
気を失っていても、共鳴音は躰に、心に響く筈。



「・・・っ‥うっっ‥‥」


「美波っ!」


共鳴音に反応する美波。
もう一度ピアスを弾く!



"リ―――――ン"



「・・・仁科・・さん・・・?」


目覚めた!
意識ある美波ならば!!



「・・・っ!!」


今居る場所から、床をひと蹴り!


それだけで、美波を捕まえている組員の前に踊り出て、美波の腕を掴みながら、組員には回し蹴りを一撃!!



「ぐっっ!?」


グラ付く組員に更に腹蹴りを喰らわし、美波を私の胸の方に引っ張った・・・




「美波、美波っ!」


「仁科さん、どうして‥‥」


「勿論助けにですよ」


素早くスーツを脱ぎ、美波に羽織らせる。
それにしても、美波を此処までボロボロにするとは!!



「上着、汚れます‥‥」


「構いません!
それに、美波の憂いの元はこれでしょう?」


「あっ・・・」


見せたのは、美波を助ける為に腰に差していたダイナマイト。



「爆薬は全て解体しました」


「そう‥
ありがとう・・・」


やはり美波は、確信犯で此処に捕まっていた。



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