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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力

「・・・
動かないで櫻澤さん!
今の私じゃ、櫻澤さんを守るだけで限界・・・」
「・・・美波・・・」
仁科さんの力を櫻澤さんから跳ね退ける。
幾ら仁科さんが血をくれたからって、こんなボロボロの状態じゃそれが私の限界ギリギリ。
「美波お前無理してるんじゃ!?」
「無理でも何でもっ!
今、私の力から外に出たら・・死にますっっ!!」
それでも仁科さんは、私と櫻澤さん付近に、風の力が来ないよう極力気を使ってくれている。
だけど完全じゃ無い、使う力が大き過ぎて、仁科さんでも全部は制御し切れて無い。
だって私にも、風の力が襲い掛かるから。
「・・・っくっ!!」
「美波っ!
・・・仁科っっ!!」
「無理、仁科さんは力の制御で手一杯‥
この室内から、力を出さないように制御してる」
「外にバレない為か?」
「多分そう‥‥
姿も元に戻してるから、仁科さんの意志と感覚が少し伝わって来るの‥
怒りを露わにしてるけど、面倒事にならないよう最低限の範囲で、それが仁科さんの意志・・・」
「そうか・・・」
櫻澤さんに抱き付いていた筈が、逆に櫻澤さんにしっかりと抱き締められた。
「・・・待つ、しか無さそうだな・・・」
「・・・はい・・・」
仁科さんは、ちゃんと周りを把握してる。
ある程度、力を暴走させたら止まるとは、思う。

