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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力



地下の完全破壊と、2階に潜んでいたスタッフの後始末を終え、私は漸く事務所部分に戻って来た。



「見付けたようですね?」


「多少瀕死だかな‥
というか、仁科お前がやったんだろうが!」


「まぁ‥‥
狭い範囲に力を押し留めるのに少々手こずりまして、命を助けるだけで限界だったんですよ」


「全く‥‥
仁科を怒らすと、ロクな事にはならないという事だけは分かった」


「くすっ‥‥」


「・・美波まで・・」


毎回怒る訳でも無し。
確かに少々やり過ぎたとは思うが、だが見過ごす事は出来なかった。



「それで決めましたか?」


「一応外には出しといてやるさ‥
後は自分で何とかするだろうよ」


「そうですか、分かりました」


主催は助けたいらしい、かなり荒っぽいが。
それなら私は、それに従うだけの事。



「磐田は私が担いで外に連れ出します‥
主催は美波の方を、そろそろ限界でしょう美波?」


「・・・
歩くのも辛いです・・」


「何処まで我慢してるんだお前は!」


「はぁ、ごめんなさい櫻澤さん・・」


主催が美波を横抱きにし、私の方は磐田を担ぎ上げ、凄惨なる組事務所を後にした・・・




「・・・雨、霧か?」


「もう少し欲しい所ですね、最後の後始末の為に‥‥」


私の方も限界が近い。
お陰で水がなかなか此処に集まらない。



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