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契約的束縛ー羞恥公開調教
第5章 苦痛とケア

「普通・・・じゃ無い・・・」
普通じゃ無い私は、もう要らない人間。
だったら、このまま死んでしまおうか?
(どうやったら、死ねるんだろう・・・)
この何も無い部屋で、私が死ねる方法・・
「あるのって・・・何??」
ベッド・テーブル・鏡台・バス・トイレ
此処にある物はそれだけ。
(風呂で溺死・・は無理だよね・・・)
私に、そんな根性なんて無い。
それなら、強制的に死ねる方法は何?
(・・・・・
椅子‥テーブル‥シーツ・・・)
天井の照明に、シーツを括り付けて、テーブルか椅子で‥‥これなら、情けない私でも出来そう。
「・・・・・」
今の粉々に砕けた、私の心なら‥‥出来る。
だって、生きていても意味は無いし、死んでも泣いてくれる人も居ない。
天涯孤独の私なんだから、消えたって誰も気付かない・・誰も・・・
「・・・・・」
怠い躰を、無理やりベッドから起こして。
必要なのは、テーブルとシーツ。
よたよたとテーブルの前まで歩き、力が入らないのを無視して、テーブルを部屋の中心にズラして行く。

