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契約的束縛ー羞恥公開調教
第23章 束の間の安息と従者の秘密

「少し‥‥休みます‥‥」
「仁科さんっ!」
急に美波に叫ばれて、私は震える手ながら美波に服を掴まれていた。
「美波?」
「その、一緒に‥‥寝ますか?
こんな私で良いのなら‥
それに、寝るだけですよ??」
「・・・・えぇ・・・・」
葛藤真っ只中だというのに‥‥
それでも私の心配をしてくれる‥‥
「本当に、ただ寝るだけですよ?」
「勿論分かっています‥
それだけで十分です」
震え掴んでいる美波の手を取り、優しくベッドへと誘導する。
流石にスーツのジャケットと、ネクタイくらいは外したが、後はそのまま美波のベッドに潜り込んだ。
少し間を置いて、やはり服を着たままの美波がベッドに上がり、私の隣で横になる。
「どれくらい振りでしょう、誰かのぬくもりを感じて眠るのは‥‥」
「仁科さん‥‥」
「それが美波なら、安心して眠れそうです‥
優しい‥‥心臓の音が聞こえます」
抱き合っている訳では無い、ただお互い向き合って、少しだけ距離を離してベッドに横になっているだけ。
それでも私には聞こえる、規則正しい美波の心臓の音。
微かに感じる美波のぬくもり。
穏やかに眠気がやって来る。
こんなに穏やかに眠りに入るのは、ずっと何百年も無かった事。
眠気に目を閉じる。
それだけで、私は直ぐに安心した睡眠へと入って行った・・・・・

