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契約的束縛ー羞恥公開調教
第23章 束の間の安息と従者の秘密

・・どちら共に穏やかな寝顔・・
抱き合って眠るという訳ては無く、日溜まりの中で気持ち良く眠っている、そんな感じを受ける。
「これは起こせんな」
「俺、仁科が寝てるの初めて見た‥‥」
「宮野は起きるのが遅いからだ‥
とはいえ俺も初めて見たな、どんなに朝早くても必ず起きている」
「・・そうだな・・」
どうやら誰1人、仁科が寝てるのを見た事が無いらしい。
俺以上に眠りが浅いのか、それとも寝ていないのか?
(こうして眠っているんだ、寝てない線は無いか‥)
本当に仁科のプライベートは分かりにくい。
プライベート以外でも謎は多いが。
「戸口でこれだけ話して起きないんだ‥
これは暫く起きないだろうよ」
「だよなぁー」
「ああ‥‥」
2人を起こすのは諦め、俺はそっと扉を閉めた。
(寝てる姿は普通なんだがな‥‥)
昨日見た、あの金髪赤琥珀の仁科もまた仁科。
あの地下施設の暴走の後、俺なりに少しだけ調べた。
その見た目から、別名ゴールド・クルスそうも呼ばれているらしい。
(金の十字架‥
らしい名前だ‥‥)
神‥天使だったか?と悪魔の中間的存在。
そう一般的には教えられる、確かに本来の仁科を見れば善悪混合。
穏やかな神の部分と、冷酷な悪魔の部分、それを合わせ持ったのが仁科だ。
俺達に取っては、神の部分だがな・・・・・

