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契約的束縛ー羞恥公開調教
第23章 束の間の安息と従者の秘密



もう少し、この小さな幸せに浸っていたい。
触れ合う事だけが全てでは無い、こうして側にいるだけで十分に幸せを感じる事が出来る。



「こういうのも良いですね‥
宮野が何時も、美波にくっ付いている気持ちが少しだけ分かりました」


「???」


「心、落ち着きます」


「・・そう・・」


少し驚いたような、それでいて理解しているような美波の表情。


私より人の心を掴むのが敏感な美波の事、宮野の行動原理は良く分かっている筈。



「・・・
ですから、憂いは断ちましょう美波?」


「・・分かり、ました・・」


先ずは美波に残してしまった、心の凝りを取り除かなければ。
美波の為ならば、私は幾らでも動き良い方向に持って行きたいと思う。




名残惜しさいっぱいながらも、私が身を起こしたのと、美波の部屋の扉がノックされたのは同時の事。



「はいっ!?」


美波の方が慌てて返事をするが・・・



「お客ー!
仁科にだってさ、サッサと起きて来いよ仁科」


「・・・・・」


此処に居ると知られていたとは。
本当に熟睡していたらしく、見付かった事に全然気付いていなかった。



「仁科さんお客って?」


「本格的な情報が欲しくて、私が呼びました‥
本部が私に付けている者、美波にも関係しますから会っておいた方が良いですよ」



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