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契約的束縛ー羞恥公開調教
第23章 束の間の安息と従者の秘密

櫻澤霧斗を選んだのは私。
そして、櫻澤霧斗を影から支援すると決めたのは賢人。
さしたる不都合は無いので、そのままにしていたのも確か。
「・・・
確かにな‥
少数の俺の所が此処まで上手く回る、考えて見れば不審な点が沢山ある」
「会員の流し、足跡消しの補助、中央からの優先的な物流‥
見た目には分からなく、それでいて足元はしっかり固める、そういうものが一番重要、だから常に手勢を配置していたまでの事・・」
「なるほど‥
それだから上手く回っていた訳だ」
「そちらに不利益は無い筈‥
そして櫻澤霧斗本人のCross sels(クロスシールズ)内での立場が、かなりモノをいっていた‥
上級幹部に次ぐ地位は発言権がかなりある、我々はそれに少々手を加えていただけ」
ルークも、バレたのならと完全なるネタバラし。
まあ、そろそろ感づいて貰わないと困る頃だったのも確か。
だからこれは本当に、丁度良い機会だとは思う。
「・・・
東条海里が失踪した今、主催にしっかりと把握して貰わないと困りますからね‥
ですから私がルークを呼びました、東条海里が何処に潜伏し何を目論んでいるのか、現状把握が一番重要ですよ」
ただ失踪の訳は無い。
ルークが追っているのなら何か掴んでいると、朝の電話で呼び出す事に決めた。

