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契約的束縛ー羞恥公開調教
第23章 束の間の安息と従者の秘密



「なー仁科‥‥
さっきから聞いてるけど、仁科とこのルークって人と、どっちが偉いの?」


「それですか・・・」


「・・・はぁ・・・」


間が良いのか悪いのか。
脳天気な宮野の質問に、私とルークは顔を見合わせて渋い顔。



「・・・
私より仁科様の方が上です、どうせピアスを見れば分かる事、隠し立ても不要かと思いますが?」


「最近してますからねピアスを‥
ルークのは、プラチナピアスに金の逆十字‥
逆十字は本部、プラチナと金の組み合わせで賢人を表します」


「仁科様のは、プラチナシルバーとプラチナゴールドの螺旋混合‥
それに銀の正十字と金の逆十字、このピアスは特殊です」


「中央も本部も、素材と正逆十字で階級を表す‥
Cross selsは上になればなる程階級社会、逆に言えばピアスの種類を知っていれば、簡単に階級が分かる仕組みだ」


最後に主催の補足説明が入って、ピアスと階級の説明が終わりだと思ったら。



「仁科のピアスって、美波と同じだよな??」


・・今度はそこに目を付けたか宮野・・



「・・・同じですよ‥
今の美波は、私と同じ特殊階級‥
手回しが大変でしたが、この階級なら中央は美波に手出し出来ません」


「管轄が本部になります‥
仁科様と八神様、お2人のピアスは特別製で、作れるのは本部に居る職人1人だけ」


ピアスの方に目を向けさせて、階級の方はうやむやにしよう、ルークも考えて来る。



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