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契約的束縛ー羞恥公開調教
第23章 束の間の安息と従者の秘密



「辛辣だな仁科?」


「ああまで言わないと、簡単には動きませんので仕方無くです」


本郷も宮野も居る中で、仁科があそこまで言うとは思わなかった。


あれじゃ、脅し半分。
向こう、あのルーク・ガルシアという男が、仁科に刃向かう事は出来ないと、理解した上での確信犯。



「それでも、東条の奴の居場所が分かり続けるのは都合が良い‥
ついでに本当に捕獲出来たら、俺の方は文句は無いな」


「捕獲に関したら、怪しさ半分でしょうか?
此処と同じく、絶対数が不足気味‥
先ほどルークが言っていた通り、本来こういう事は想定されていませんでしたから」


「裏方仕事だけか‥」


「えぇ‥
その方向性で人数が組まれています」


表に出ないという事は動かない。
だから低人数しか配置されていない、今まで仁科が使わなかった理由が良く分かる。



「だけどさー
全員が動けるって訳でも無さそうじゃん?」


「辛辣仁科に、ああ言われても渋い顔だったな‥‥」


当人が帰ったものだから、本郷と宮野も漸く口を出す気になったらしい。



「東京ですので‥
動かすだけでも時間が掛かり、尚かつ動かせない部下が大多数、そんな所ですかね‥
最悪ルーク本人が動くでしょう、戦闘力は確かで、こういう事には一番向いています」


なるほど、仁科の目的は本人を動かす為だったのか。
全く、本当の仁科の性格は分かりにくい。



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