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契約的束縛ー羞恥公開調教
第25章 衝撃的連鎖ー主催の判断



「強くなんか‥‥無いよ‥‥
私を強くしてくれたのは‥‥‥櫻澤さんなのに‥‥‥」


「・・・泣くな美波、俺まで辛くなるだろ‥
お前は本当に強くなった、もう俺なんか必要ないくらいに、始めの頃が嘘のようにな・・・」


自然に流れた涙を、櫻澤さんが指で優しく拭ってくれる。
でも、溢れる涙は止まってくれない。



「だから、そんなに泣くなって‥
本気で愛しているだけに俺も辛い、美波を泣かせる事が‥
・・・そうだ・・・」


頬に触れていた手が離れ、櫻澤さんは自分のスーツのポケットをゴソゴソ漁る。



「持ってろ‥
こんな物しか無いが‥‥」


ポケットの中の手が動いて、櫻澤さんは私の手を握った。
その中には何か固く小さい物が1つ、手を開いて見たら・・



「・・・ピアス・・・」


「偶々持っていた‥
Cross selsの階級ピアスって所が情けないが‥
だが、美波に俺に繋がる物を持っていて欲しい‥
心の片隅にしまい込めと言いながら、俺の心のどこかに、覚えていて欲しいという思いがあるんだろうな・・・」


ピアスを両手で握り締めて、櫻澤さんの言葉に、私は一度だけ頷く。



「・・・愛している美波・・・
お前に出会えて、俺は幸せだった・・・
さあ行くんだ、部屋の外でアイツらが待っている」



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