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契約的束縛ー羞恥公開調教
第26章 逃走と援護

どうすれば良いの?
どうすれば、この検問を突破出来るの??
「・・・・・!!」
ずっと握っていた手を開いて見る。
手の中にあるのは、櫻澤さんのピアス。
「・・・そう、ピアス・・・」
「「「美波??」」」
「・・本郷さん!
こういう検問って、基本的に男性ばかりですよね!?」
「・・??
そうだな、根本的に男性率は高い‥
特にこんな夜中に近い時間だ、女性警官はあまり使わんとは思うが・・」
「だったら私に出来る事があります!」
「「美波!?」」
本郷さんと宮野さんは、驚いて私を見ているけど、仁科さんは冷静な表情。
「・・美波・・
天使の音色を使うつもりですか?」
「やり方は、仁科さんを見て分かっています‥
それにルークさんが言いましたよね?
私が使えば、男性を意のままに操れると‥」
「言いましたが‥
あの時のリビングのような狭さでは無いんですよ?
広範囲に天使の音色を響かせるには、それなりの力が必要です」
「分かっています‥
でも、それが一番突破出来る有効な方法‥
だとしたら、やって見る価値はあると思います」
そう、仁科さんが無理なら私が。
泣いていても先になんて進めない、だから私がやらないと駄目なの。
3人の制止を振り切って、私は車から下りて検問の方に歩き出す。
勿論ピアスを、天使の音色を鳴らしながら・・・・・

