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契約的束縛ー羞恥公開調教
第26章 逃走と援護

「眠って‥‥しまったな」
「うん・・・」
美波も仁科も疲れ切ったように、後部座席で寄り添うように眠ってしまった。
いや、美波も言っていた、仁科はギリギリまでと。
それに美波も、仁科の方が慌てる程。
「宮野、俺達だけでは逃げきれなかった‥
そう思う‥‥」
2人の不思議な力に助けられた。
それに突然見せた銀色の髪の美波の姿、仁科は知っていたようだが、俺も宮野も敢えて触れなかった。
此処まで来ると姿など別段構う事でもない、問題なのは中身というか、本人かどうかであって、見た目の問題に拘る気にはならない。
「・・・本郷さんは良いよな、まだ運転上手いから‥
俺なんか免許すら無いし、こういう時は毎回役立たず」
「そうじゃないだろう‥
宮野には宮野の得意な事がある、それに仁科と美波が倒れてる今、俺と宮野しか居ないんだ‥
何かあったら、力を貸してくれ」
「本郷さん‥‥」
宮野も何かしたい気持ちは同じ。
本当に、また不測の事態に陥ったら、今度こそ宮野の手を借りる事になるだろう。
「それにしても、完全ダウンだよなぁ―」
「全ては理解出来んが‥
2人共、相当無理をしたんじゃないか??」
「だよな‥
俺でも、めちゃくちゃ本気ってのは分かった‥
本気過ぎてダウンかぁ‥‥」
「頑張り過ぎだな2人は‥」
どうであれ、俺も宮野も、仁科と美波を信用しているのは確か。
その2人が完全ダウンされれば、心配しない訳が無い。

