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契約的束縛ー羞恥公開調教
第27章 それぞれの道



「少しは辛さが抜けましたか?」


「はい、普通にしているんなら大丈夫だと思います」


だが完全じゃ無い。
完全に餓えを満たすには後数体の餌は必要、だけど今日の所は私が変わりで済ませてあげたい、まだ心の整理は付いていないとそう思う。



「・・・辛い程に餓えを感じなければ、無意識に襲う事は無いと思います‥
後は追々、今は休む事も必要ですよ美波?」


「・・・仁科さんは?」


「私ですか?
そうですね、先ずは現状把握から‥‥ですか‥
座って話を聞く程度ですんで心配しないように、良いですね??」


「・・現状把握・・
これからどうなるんだろう、こんな事になってしまったら、私達の居場所って無いと思う」


美波も薄々気付いている、今までのようにはいかない事を。
主催を失い大事件まで発展させてしまった今、日本に私達の居場所は多分無い、それはルークに聞かずとも予測は付いてしまう。



「どうにかしますよ絶対に‥
Cross selsをフルに使ってでも私が何とかします、ですから不安にならないで下さい」


もっとしっかりと抱き締め、安心させる為に何度も美波の髪を撫でていれば、そうすれば美波は私を見上げる、少し不安そうな瞳で。



「・・仁科さん・・」


「少し‥‥休んだ方が良いです‥‥」


まだ共鳴しているのか惹かれ合う、その感情のままに私は美波の唇に唇を重ねる。



「仁科‥‥さん‥‥」


「‥‥美波‥‥」


触れるだけでは足りないと、美波の方から私に伸ばされる舌。
それを絡み奪い、私達は深いキスに暫しの間没頭。


そして気を使ったのか、ルークは部屋から消えていた・・・・・



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