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契約的束縛ー羞恥公開調教
第27章 それぞれの道

「・・・仁科と美波のピアスと同じか・・・」
最近ずっと見ていたのは、仁科と美波のピアス、正逆十字のあのピアスだ。
「此処に居るのも、みんなピアスしてた」
「という事は全員階級あり‥
俺達みたいな末端とは訳が違う、本部やらの直属なんだろう」
養成所でも、ピアスを身に付けていたのは教官クラス以上。
それなのに此処は全員がピアス付き、それも逆十字は本部で、皆それなりの地位の者ばかりらしい。
「うちは主催だけだったよな、ピアス持ってたの‥
断固拒否だったけどさ」
「そう‥‥だな‥‥」
あの爆発から、まだ1日しか経っていないというのに、随分時間が経過したように感じる。
いや、数日で色々あり過ぎたんだ。
「なんか、まだ実感が湧かねぇ‥
後から主催が追い掛けて来る、俺まだそんな感じがしてる」
「それは俺も同じだな‥
命根性は怖い程ある人だと思っていたが、予想外に違っていたようだ」
「本当に主催は居なくなった‥‥んだよな本郷さん」
「あの傷であの爆発だ、助かる見込みは・・・無い‥
悔しいが、俺の経験的に言えばそうなる」
訓練時代を考えても、あの状況で助かる可能性など0に等しい。
そして仁科は助けたとも言わなかった。
始めに主催の意志は尊重したいとだけは言ったが、後は一切触れていない、いや触れたくないのか??

