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契約的束縛ー羞恥公開調教
第27章 それぞれの道

「直ぐに手配致します盟主」
「ええ‥‥
早い方が良いでしょう‥
・・・ですが暫くは、日本での活動は無理でしょうね」
「・・・それは・・・」
東条・櫻澤と立て続けに消え、日本での人身売買クラブは壊滅状態。
多分中央が動き出す、新たなルートを作る為に。
そうなると、私達は都合が悪い。
本郷さんと宮野は良いとしても、私と美波は中央とは無縁でいたい。
(いえ、本郷さんも宮野も巻き込まれでしょう)
盟主と賢人と本部が保護をしていた、この事実を中央が知れば、2人もまた中央ではやりにくくなってしまう。
「参りましたね・・・」
「盟主、差し出がましいとは思いますが、暫くの間は日本から離れる方が宜しいかと思われます」
「ルークに言われるまでも無く、それくらいの現状判断はしています‥
とはいえ、簡単に海外逃亡が出来る訳でも無いでしょう」
「場所の指定さえあれば、Cross selsのルートを最大限に使い、逃がす事は可能だとは思います」
「場所・・・ですか・・・」
全員一緒とはいかない、海外でも参考人手配中はバラバラで行動すべき。
となれば、それぞれの行き先が一番の問題になる。
「密航が一番手堅く発覚しにくいですが、手配するにも中央の息が掛かっていて、少々時間と手間が掛かるのが現状です」
「本部を通してもですか?」
「・・・自分の一存では、全ての賢人は動きません」
どうやら海外逃亡するには、本部遺跡に居る賢人を動かす必要がありそう。
面倒だが全員の安全が掛かっている、背に腹は変えられない。

