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契約的束縛ー羞恥公開調教
第27章 それぞれの道



「はあ‥‥
私に賢人と直接交渉すれと、言いたいんですねルーク?」


「申し訳ありません‥
それが一番早い方法かと思います」


「仕方無いでしょう、分かりました回線を繋げて下さい」


ルークがこう言うのであれば、本当に中央介入はルーク達だけでは難しいらしい。
それだけ騒ぎを起こしたとも言うが。


話を終えて個室から出て、手短にあったデスクに寄り掛かりながら、ルークが本部との回線を繋ぐのを待つ事にする。



「そう‥‥
煙草はありませんかね?」


「煙草‥‥ですか?
今の物で??」


「ええ、何となく癖になりましてね」


ルークは不思議顔ながら、近くに居る部下に煙草のあり無しを聞きに回り、漸く1人喫煙者を見付けたよう。


何となく・・・


何かあれば、主催と煙草を吸っていたのを思い出した。
そして発端は、こうして本部との回線を待ちながら、ふと目に付いた主催の置きっ放しだった煙草を吸った事。


私も何となく思い出した。


受け取った煙草を1本、火を点けて煙を吐き出す。
立ち上り消えていく煙は、まるで今の私達のよう、日本で風前の灯火の私達、今の所は日本から消えて行くしか無い。



「盟主その‥‥」


「なんですかルーク?」


「宜しいのですか、そのお姿で?」


「・・・ああ・・・」


賢人と連絡を取る時、私は必ず金髪の方に戻していた。
だから今回も、ルークはそう言いたいのだろう。



「・・・・・」


また煙草を吹かしながら、姿を金髪に‥‥ゴールド・クルスへと戻す。
本当はどちらでも構わない、そんな事を思いながら。



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