この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛ー羞恥公開調教
第27章 それぞれの道



「・・・・・・・」


仁科さんには寝た方が良いと言われたけど、何となく眠れない。


ベッドに座り両手で持っているのは、あの時渡された櫻澤さんのピアス。



「私、これからどうしたら良いの?」


俺が居なくてもと、櫻澤さんは言ったけど。
櫻澤さんの居ないCross selsで、調教師なんてもうやれない。



「調教師以外で、私に出来る事なんて無いよ‥‥霧斗‥‥」


思い出すのは・・・



面接という名で、初めて会った事‥


風邪の時に、密かに付いていてくれた事‥


調教中なのに、料理したり会話したりした事‥


契約達成後の選択の事‥


みんなを受け入れた事‥


調教師として、みんなと居た事‥


次々と思い出される、たった半年少々の思い出。
そう、私がみんなと一緒に居たのは、半年少々という短い間。


そんな短い時間なのに、今まで生きて来た以上の、幸せと充実感があった。



『・・・
俺の事を忘れろとは言わん、だが心の片隅にしまい込め!
美波お前には、仁科や本郷達が居る、特に仁科はお前を本気で、そして完全に守るだろう‥
居なくなる俺より、前を見て進め!!』



「っ!!」


思い出した、櫻澤さんの最後の言葉にビクッとする。


『居なくなる俺より、前を向いて進め』


今の私には辛い言葉‥


だけど、これからの為に必要な言葉‥



「前を‥‥向いて‥‥」


私が心弱くしていたら、みんなに迷惑を掛けてしまう。
先ほどの事もそう、仁科さんにも言われた、このままでは全員が危険に曝されると。



「もっと、しっかりしないと駄目」


私が一番の足手纏い。
思い出に浸っていては駄目、これから先の事を考えないと、みんなと相談して前を見て。



/820ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ