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それを、口にすれば
第9章 けれど、愛してる
二人の荒い吐息。
結城は無言のまま、まるで物語の中のお姫様のように優雨を抱き上げると、足早に寝室に移動する。
そして、うつぶせの状態で優雨をベッドに荒っぽく降ろした。
「そのままだ」
尻を突き出すような格好になり、慌てて振り向こうとしていた優雨の身体がビクンと動きを止める。
「はい……」
ご主人様……などと続ければ奴隷らしくもなるだろうが、優雨にはその知識がない。
しかし尻を高く上げたまま次の指示を待つその仕草は、十分に結城への従属の証となっていた。
――もう、戻れない……でも、後悔なんてしない――
優雨が息を飲んで動きを待つと、ギシリとベッドが鳴り、結城の熱が近付いてくる。
そして耳元で、あの低く抑えた声が囁いた。
「では、美しくていやらしい優雨の身体を鑑賞させてもらうとしよう」
四つん這いの優雨に覆いかぶさるようなかたちになったまま、結城の腕が白いニットをまくり、ブラジャーを外さないままずり下げる。
すると、ぷるんと飛び出した優雨のたわわな胸は突き出すような形に強調された。
「ああっ……恥ずかしい……」
思わず出た優雨の言葉などまるで聞こえないかのように結城が膨らみの先端を摘まむようにしてこね回すと、その絶妙な動きから来る快感は優雨の下腹部にダイレクトに届いた。
結城は無言のまま、まるで物語の中のお姫様のように優雨を抱き上げると、足早に寝室に移動する。
そして、うつぶせの状態で優雨をベッドに荒っぽく降ろした。
「そのままだ」
尻を突き出すような格好になり、慌てて振り向こうとしていた優雨の身体がビクンと動きを止める。
「はい……」
ご主人様……などと続ければ奴隷らしくもなるだろうが、優雨にはその知識がない。
しかし尻を高く上げたまま次の指示を待つその仕草は、十分に結城への従属の証となっていた。
――もう、戻れない……でも、後悔なんてしない――
優雨が息を飲んで動きを待つと、ギシリとベッドが鳴り、結城の熱が近付いてくる。
そして耳元で、あの低く抑えた声が囁いた。
「では、美しくていやらしい優雨の身体を鑑賞させてもらうとしよう」
四つん這いの優雨に覆いかぶさるようなかたちになったまま、結城の腕が白いニットをまくり、ブラジャーを外さないままずり下げる。
すると、ぷるんと飛び出した優雨のたわわな胸は突き出すような形に強調された。
「ああっ……恥ずかしい……」
思わず出た優雨の言葉などまるで聞こえないかのように結城が膨らみの先端を摘まむようにしてこね回すと、その絶妙な動きから来る快感は優雨の下腹部にダイレクトに届いた。