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それを、口にすれば
第12章 被虐の味
その後、ビニール製の何かで台車はすっかり覆われ、ガラガラと音を立てながらどこかの建物の中を進む。
建物の中の割には揺れが酷く、何かの倉庫の様な場所か……それとも通用口だろうか。

途中で誰かに「お疲れ様です」などと声を掛ける理沙子の行動は十分怪しかったが、深く考えることは出来ない。

ここ数ヶ月の調教の成果もあり、良介は今や、期待で股間を膨らますだけのただの浅ましい犬に成り下がっているのだった。

と、その時……。

大きな扉を開ける気配がし、食べ物の匂いとガヤガヤとした音が一気に飛び込んで来る。
そして床に絨毯が敷かれているせいで、もう揺れることも無かった。

そこからは周囲の様子を見ながら進んでいるのか、進んだり止まったりを繰り返す。
良介はそれすら焦らしプレイのように感じ、ただひたすら興奮を高めていた。
今拘束を解かれたら、きっと猿のように股間をしごき立ててしまうだろう。

しかし暫くして、台車がなめらかな板張りの上を進み始めたとき、さすがの良介もギョッとした。

――聞き覚えのある声がしたのだ。

『こりゃ旨いな』
『ほらほら、鈴木くんもイケる口なんだろう?』
『すみません~おしぼりください』

それは職場の同僚、上司、そして女子社員たちの声だった。
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