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それを、口にすれば
第3章 淫らな食べもの
「でも理沙子さん、私ワインに合うものを作り慣れていなくて……あっ、でも今日はね……」

今夜はネットで調べて作った〝牡蠣のオリーブオイル煮〟を持参している。
そして先ほど味見をしてみたところ、それは初めて作ったとは思えないほど美味しく仕上がっていた。

「わ~お、コンフィね? 牡蠣は旦那の大好物なのよ」

やっぱり……と優雨は嬉しくなった。
広島に出張したのに牡蠣が食べられなかったと先週末に結城がこぼしていて、もしかしたら好物なのかもしれないと思ったのだ。

理沙子が牡蠣をひとつ摘まんで口に放り込む。
理沙子の実家は大変なお金持ちだそうだが、そのサバサバした性格もあってか、普段接していてあまりそういうことは感じなかった。

「ん~っ……セ・トレボン! おいし~い!」

おどけた調子で声を上げながらも心底美味しそうに目をつぶる理沙子を見て、後で結城に食べてもらうのがますます楽しみになる。
しかし結城も良介もパソコンで何かを熱心に見ていて、こちらの様子は全く見ていなかった。

キッチンからもパソコンの画面は見えなくて、二人が何をしているのかはこちらからは分からない。

……夕食はもう少し後になるかもしれない。
二人はスツールに腰掛け、大理石か何かで出来ているピカピカのキッチンカウンターでいつものおしゃべりを始めることにした。
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