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それを、口にすれば
第15章 穢れた時間
「なに……たすけて……」

やっと言葉が出て来たものの、大きな歓声と拍手の中でかき消されてしまう。
するとその時、突然ライトが切られ、優雨の背後がぼうっと白く光った。

観客たちの拍手が止みひそひそ声が響く中、つま先立ちのままの優雨が身体をよじると……大きなスクリーンに映像が映し出されるのが見えた。

初めに現れたのは、見覚えのあるブラウンの布地に包まれた女の尻。
そしてその映像が少しづつ引いていくと……そこには、ウェイトレスの制服姿で仕事に精を出す自分の姿があった。

『品行方正で家庭的、思いやりもある……非の打ちどころのない女性です。常連のお客様からの人気も飛びぬけて高い……』

こんなの、いつ撮影していたの……?
誰が、どうやって……。

そして、混乱する優雨の目には更にショッキングな映像が飛び込んできた。
それはロッカー室で制服を脱ぎ、乳房と乳房の間の汗をタオルで拭く、恥ずかしい優雨の姿だった。

映像はかなり近い距離から撮られていて……〝盗撮〟の二文字が頭をよぎる。
しかもこれは多分、つい昨日の映像だ。

『そんな女性が夫の借金のために……涙を飲んで一肌脱ごうとしています。美しい夫婦愛……なんと健気なんでしょうか!』

「やめて……何を言っているの……」

恥ずかしい映像は続き、優雨がわきの下まで丁寧に拭き終わり、スマホに手を伸ばそうとしたところで映像はやっと止まった。
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