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それを、口にすれば
第15章 穢れた時間
『しかし、聖女のようなその見た目の下には人妻の淫らな欲望が隠されているかもしれません……今日、皆さんにはその目撃者になっていただきましょう!』
再びライトに照らされる。
『田所優雨、公開凌辱ショーの始まりです!』
「キャ――!!」
優雨は声を限りに叫んだ。
公開凌辱ショー……!?
どうして……どうして!
(結城さん……助けて……!)
この場にいる筈もない結城の名を叫びたくなる。
そうだ、車を運転していた良介はどこにいるのだろう。
良介の恩人の方との食事は……。
その時再びライトが点灯し、その脇の暗闇から二人の男が現れた。
二人とも上半身は裸で、下半身には黒い皮ズボンのようなものを着用している。
一人は小柄で、一人はとても大柄な……。
「……え……店長?」
仮面をしていても、間違えようがなかった。
男の一人は、優しく働き者で部下想いの……熊崎店長その人だった。
熊さんのようにかわいいらしいなどと思っていた大きな身体は、黒い体毛で覆われていて、熊さんなどではなくまるで野獣のようだ。
その店長の口もとがニヤリと歪み、優雨の耳元で囁く。
「優雨ちゃん……いつも更衣室で見ていたそのデカ乳がやっと揉めるなんて嬉しいよ。そんな顔してるけど……意外とイケルくちなんだろう? 理沙子から聞いて、我慢できなかったよ……」
再びライトに照らされる。
『田所優雨、公開凌辱ショーの始まりです!』
「キャ――!!」
優雨は声を限りに叫んだ。
公開凌辱ショー……!?
どうして……どうして!
(結城さん……助けて……!)
この場にいる筈もない結城の名を叫びたくなる。
そうだ、車を運転していた良介はどこにいるのだろう。
良介の恩人の方との食事は……。
その時再びライトが点灯し、その脇の暗闇から二人の男が現れた。
二人とも上半身は裸で、下半身には黒い皮ズボンのようなものを着用している。
一人は小柄で、一人はとても大柄な……。
「……え……店長?」
仮面をしていても、間違えようがなかった。
男の一人は、優しく働き者で部下想いの……熊崎店長その人だった。
熊さんのようにかわいいらしいなどと思っていた大きな身体は、黒い体毛で覆われていて、熊さんなどではなくまるで野獣のようだ。
その店長の口もとがニヤリと歪み、優雨の耳元で囁く。
「優雨ちゃん……いつも更衣室で見ていたそのデカ乳がやっと揉めるなんて嬉しいよ。そんな顔してるけど……意外とイケルくちなんだろう? 理沙子から聞いて、我慢できなかったよ……」