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それを、口にすれば
第15章 穢れた時間
ジョリ……ジョリ……

もともと陰毛の薄い優雨は、手入れらしい手入れをしたことはなかった。
その陰毛が生まれて初めて切り落とされていく。
そしてそれが一通り終わると、いつの間にか準備した泡の入ったボウルを主任が店長に差し出した。

「昔からコレだけは自分でやりたいんだよ。面倒だと言う奴もいるけどね。でもその前に……」

優雨の陰部に店長の太い指が添えられ、そのはげ山のようになった恥ずかしい裂け目が大きく開かれる。
……人には絶対見られたくない光景だった。

「あああ……見ないで……」

「おお、クリちゃんの可愛いお顔が光ってるよ……ヌルヌルだ」

ぷっくりとした割れ目の中から、控えめながらも膨張したクリトリスが顔を覗かせる。
そしてその先を指でスルスルとなぞられると、驚くような快感が優雨を襲った。
一瞬で達してしまいそうなほどの快感が……。

「ああんっ! ああ……」

大きな声を上げると、指はスッと離れる。

「あまり濡れすぎると剃りにくいからね……ヒヒッ……」

下衆な笑いを漏らしながら、店長はひんやりとした泡で優雨の秘部を覆う。
そして手渡されたカミソリで残りの陰毛をゆっくりと剃り始めた。

陰唇の間を伸ばしながら、ゆっくりと進められる行為。
それは大きな恐怖と屈辱を優雨にもたらした。
絶対に動いてはいけないと思うのに、時折わざとらしく指がクリトリスをかすめる。
そのたびに優雨は信じられないことに小さな絶頂を感じ続けていた。
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