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それを、口にすれば
第4章 恥ずかしいお願い
最近ではもうそれを目にすることすら無くなっていた……その、良介の股間から覗く赤黒い塊が、ついさっきまで酒を飲みながら談笑していた理沙子の顔のすぐそばで脈打っている。
(アレを、口にするのだろうか……)
優雨はあまりフェラチオをしたことが無かった。
はしたないし、また不衛生にも思えて……抵抗があるのだ。
セックスレス解消のためにと頑張ってもどうしても受け入れられなかったその行為を、理沙子は今まさにしようとしていた。
「美味しそう……」
そんな言葉を口にし、赤い舌を出してぺニスを呑み込んでいく……。
そして、舌を絡めたまま黒のスカートとショーツを脱ぎ去った。
部屋の中に淫靡な匂いが漂い出す。
夫に対しての恋愛感情などもう無い。
けれど、心に澱のように沈むこの感情は何だろう……。
嫉妬? まさか……。
その時、熱い手が優雨の腕を掴んだ。
「結城さん……?」
結城が、見ている。
その鋭い、欲を湛えた視線は……隣人のペニスを咥える妻では無く、隣人の妻である優雨だけに真っ直ぐ注がれている。
この人が、こんな表情をするなんて……。
優雨は金縛りにあったように動けなくなった。
(アレを、口にするのだろうか……)
優雨はあまりフェラチオをしたことが無かった。
はしたないし、また不衛生にも思えて……抵抗があるのだ。
セックスレス解消のためにと頑張ってもどうしても受け入れられなかったその行為を、理沙子は今まさにしようとしていた。
「美味しそう……」
そんな言葉を口にし、赤い舌を出してぺニスを呑み込んでいく……。
そして、舌を絡めたまま黒のスカートとショーツを脱ぎ去った。
部屋の中に淫靡な匂いが漂い出す。
夫に対しての恋愛感情などもう無い。
けれど、心に澱のように沈むこの感情は何だろう……。
嫉妬? まさか……。
その時、熱い手が優雨の腕を掴んだ。
「結城さん……?」
結城が、見ている。
その鋭い、欲を湛えた視線は……隣人のペニスを咥える妻では無く、隣人の妻である優雨だけに真っ直ぐ注がれている。
この人が、こんな表情をするなんて……。
優雨は金縛りにあったように動けなくなった。