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それを、口にすれば
第4章 恥ずかしいお願い
「素直じゃないですね……優雨さん。本当に止めていいんですか?」

ダメ、だなんて……心と裏腹なことを言っているかもしれない。
でも例えそうだとしても、とても口に出すことは出来なかった。

「だって、こんなこと……許されません。こんな……こんな……」

その間にも、良介と理沙子の淫らな行為は進んでいく。

良介と理沙子の激しい息遣いを感じて優雨がそちらに目を向けると、二人の身体はソファーの上にあった。
身体を横にして仰向けに寝た良介の足の間で、理沙子が四つん這いになりフェラチオを続けている。

そして、理沙子の片方の手は自らの股間に伸び、その指は性器を下からゆっくりと弄っていた。

二本の指で剥き出すように性器を開き、その間の指でクリトリスをこねるように触っている……。

「ん……ふう……んっ……ん……」

妖しく揺れる尻が、その快感を物語っていた。

(あんなはしたないこと……信じられない)

優雨は驚いていた。
けれど、目を離すことができない自分もいる……。

理沙子の性器は、そのスマートな外見とは違い、貝のようなビラビラとした肉がはみ出し、卑猥に濡れ、光っていた。

(あんな、いやらしい……)

そう思いつつも、興奮してしまう自分を感じる。

と、その時……良介のペニスから口を離した理沙子が優雨の方をチラリと見た。

「良介さん、早く……頂戴。ほら……私のおまんこに入りたくて仕方がないんでしょう?」

理沙子の濡れた唇から、そんな下品な言葉が零れ出た。
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