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それを、口にすれば
第5章 封じられた夢、封じられた心
そして一ヶ月が過ぎた。

たった一度の過ち……優雨はそう思っていたのに、夫婦交換はすっかり週末の恒例行事となってしまっていた。

それぞれの妻は土曜日の午前中に家事を済ませ、正午に夫を隣家へ送り出すのだ。

送り出した後、良介と理沙子がどのように過ごしているかを優雨は知らない。
どうでもいいと言うよりは、何となく知りたくないような気がしていた。

もう愛していなくても夫は夫だ。
情もある……。

しかし、良介の方はどうなのだろう。

結城夫妻と示し合わせてあのようなことをしたのだから、自分に対してもう何の感情も持っていないのだろうか……。

やはり、持っていないからこそあんなことができたのだろうと優雨は考えていた。

単に理沙子のことが抱きたかっただけなのかもしれない……。

実際、『自分達夫婦のセックスレス解消のために』などと良介は言っていたが、解消などしていない。

逆に、もう自分を抱こうとしない良介が理沙子に対しては欲情していた事実に、優雨は寂しさを感じていた。

もっとも自分も、今までにないほど感じ、乱れた姿を夫に見せてしまったけれど。
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