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それを、口にすれば
第7章 本当に求めるもの
「へへっ……」
優雨の様子に気付き、足の間から良介の卑下た笑い声がする。
――結城さん、見ないで――
そう思えば思うほど、身体中を快感が突き抜ける。
そして、優雨の願いとは逆のことを結城が口にした。
「……優雨さん、ご主人のものが欲しいだろう?」
結城の声に、良介の方を見ると……衣服を脱ぎすて裸になっている。
そして股間には、理沙子と交わるところを見て以来の、赤黒い良介の男性器が天を向いていた。
「欲しいのか……このチンポが。淫乱女めっ」
良介は、優雨が結城に幾度となく抱かれていると思っていて、そしてそのシーンでも思い浮かべているのだろう。
滑稽なほど興奮した様子で、怒張したものを掴んでいる。
しかし実際の優雨は、一年以上性交をしていなかった。
実際は結城の裸すら見ていないのだ。
熱くなってしまった身体は確かに男性器に貫かれることを求めていたけれど、同時に恐ろしくもあった。
――きっと、めちゃくちゃに乱れてしまう――
結城の前で。
結城以外の男のモノで。
夫の目の前で夫以外の男性に抱かれるという状況以上に、結城の前で良介に抱かれることに罪悪感を感じる気がするのはなぜだろう。
死んでしまいそうなほどにイヤなのは……なぜだろう。
優雨の様子に気付き、足の間から良介の卑下た笑い声がする。
――結城さん、見ないで――
そう思えば思うほど、身体中を快感が突き抜ける。
そして、優雨の願いとは逆のことを結城が口にした。
「……優雨さん、ご主人のものが欲しいだろう?」
結城の声に、良介の方を見ると……衣服を脱ぎすて裸になっている。
そして股間には、理沙子と交わるところを見て以来の、赤黒い良介の男性器が天を向いていた。
「欲しいのか……このチンポが。淫乱女めっ」
良介は、優雨が結城に幾度となく抱かれていると思っていて、そしてそのシーンでも思い浮かべているのだろう。
滑稽なほど興奮した様子で、怒張したものを掴んでいる。
しかし実際の優雨は、一年以上性交をしていなかった。
実際は結城の裸すら見ていないのだ。
熱くなってしまった身体は確かに男性器に貫かれることを求めていたけれど、同時に恐ろしくもあった。
――きっと、めちゃくちゃに乱れてしまう――
結城の前で。
結城以外の男のモノで。
夫の目の前で夫以外の男性に抱かれるという状況以上に、結城の前で良介に抱かれることに罪悪感を感じる気がするのはなぜだろう。
死んでしまいそうなほどにイヤなのは……なぜだろう。