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しあわせのカタチ
第2章 浮ついた気持ち
「挿れるよ」

腰を引き上げ、奥にぶち込まれる大きいモノ。
絶頂を感じたすぐのそこはまた簡単に波に飲まれそうになる。

「ふぁン・・・ッッ・・」
彼が動く度に溢れ出る水音と激しい快感に、ただただ喘ぎ続けた。

何分経ったのか、和也くんのスピードが更に上がり、そして、私の中で果てた。

…。

「・・・大丈夫?」
タバコをふかしながら聞いてくれるその声になんとか頷いて見せる。

辺りはすっかり暗くなっていて、車の窓ガラスは全てくもっていた。

まるで、私の心のように…。
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