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しあわせのカタチ
第4章 そして壊れる

放課後、よく学校帰りに寄っていた公園。
駅の近くにあって、ブランコや滑り台、シーソー・・・そこまで大きくなくて、人もほとんどいない、落ち着ける、好きな場所。
ほんの何ヶ月か前まで、ここで“いつも”は繰り返された。
前と変わらず、いつものように笑いながら隣に座る。
でも、やっぱりちょっとぎこちなくて、緊張した。
沈黙・・・。
凍えるような冬の寒さが更に私を震えさせる。
「寒くない?」
「・・・ちょっと」
「てか、お前、薄着過ぎだろ」
バカじゃねーの、と冗談交じりに笑うその顔が急に愛おしく感じた。
また沈黙・・・。
その時間がやけに長くて居心地が悪い。
「あの・・・さ、何してた?」
大きく心臓が脈打つのがわかった。
「え、何って?」
必死で動揺を隠す。
「いや、ほら、全然連絡とってなかったから・・・」
「別に・・・特に何も、してなかったけど・・・」
晃は、ふーん・・・と言ってただ前を見つめていた。
駅の近くにあって、ブランコや滑り台、シーソー・・・そこまで大きくなくて、人もほとんどいない、落ち着ける、好きな場所。
ほんの何ヶ月か前まで、ここで“いつも”は繰り返された。
前と変わらず、いつものように笑いながら隣に座る。
でも、やっぱりちょっとぎこちなくて、緊張した。
沈黙・・・。
凍えるような冬の寒さが更に私を震えさせる。
「寒くない?」
「・・・ちょっと」
「てか、お前、薄着過ぎだろ」
バカじゃねーの、と冗談交じりに笑うその顔が急に愛おしく感じた。
また沈黙・・・。
その時間がやけに長くて居心地が悪い。
「あの・・・さ、何してた?」
大きく心臓が脈打つのがわかった。
「え、何って?」
必死で動揺を隠す。
「いや、ほら、全然連絡とってなかったから・・・」
「別に・・・特に何も、してなかったけど・・・」
晃は、ふーん・・・と言ってただ前を見つめていた。

