この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
しあわせのカタチ
第4章 そして壊れる

何もかも見透かされているようで心臓が暴れる。
別れた方が良いと感じつつも、自分の汚いところを晃に知られるのは嫌。
幻滅されたくない。
「若菜、俺以外の奴とやってる?」
唐突に突き付けられるその言葉で全てを悟る。
ああ。
晃は全部知ってるんだ。
「いや、ただの噂でさ、若菜と付き合ってるの知ってる奴が教えてくれた」
・・・。
「ただの噂だし、まぁ気にすんな」
「・・・噂じゃ、ないよ」
「え・・・」
私は地面を見つめたまま続けた。
「噂じゃない。全部、本当のこと」
「・・・なんだよそれ」
晃の声が震えて聞こえる。
「・・・」
「・・・」
「・・・だから、・・・別れよ」
私が泣くのは間違ってる。
「今のままじゃさ、付き合ってるって言えないでしょ」
晃は黙ったまま。
その沈黙が怖い・・・。
「・・・わかった」
沈黙の後、届いた言葉がこれだった。
この瞬間、私たちの付き合いが終わった…。
自分が悪いことなんて解ってる。
自業自得。
けど、そんな晃との別れで私はドン底に突き落とされた気分になった。
そして、その寂しさをまぎらわすために、私は更に壊れた・・・。
別れた方が良いと感じつつも、自分の汚いところを晃に知られるのは嫌。
幻滅されたくない。
「若菜、俺以外の奴とやってる?」
唐突に突き付けられるその言葉で全てを悟る。
ああ。
晃は全部知ってるんだ。
「いや、ただの噂でさ、若菜と付き合ってるの知ってる奴が教えてくれた」
・・・。
「ただの噂だし、まぁ気にすんな」
「・・・噂じゃ、ないよ」
「え・・・」
私は地面を見つめたまま続けた。
「噂じゃない。全部、本当のこと」
「・・・なんだよそれ」
晃の声が震えて聞こえる。
「・・・」
「・・・」
「・・・だから、・・・別れよ」
私が泣くのは間違ってる。
「今のままじゃさ、付き合ってるって言えないでしょ」
晃は黙ったまま。
その沈黙が怖い・・・。
「・・・わかった」
沈黙の後、届いた言葉がこれだった。
この瞬間、私たちの付き合いが終わった…。
自分が悪いことなんて解ってる。
自業自得。
けど、そんな晃との別れで私はドン底に突き落とされた気分になった。
そして、その寂しさをまぎらわすために、私は更に壊れた・・・。

