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しあわせのカタチ
第6章 しあわせのカタチ

『…だから、やめろって言ってんだろ』
部屋に戻って、男たちに殴りかかった。
2対1で分が悪いことくらい解る。
それでも…。
部屋中に怒声が響く。
ちょっと前までいた、弥生の取り巻きたちはいつの間にか居なくなっていた。
『…はっ…やってらんね。あほらし』
一人の男が言う。
『もう行こうぜ』
部屋の隅で震えて泣く弥生。
こいつがしたことは許されることじゃない。
でも、そもそもの原因は俺だ。
『…悪かった…』
そう一言だけ言って部屋を出る。
『…ごめ…なさぃ…』
背中越しに消え入りそうな小さな声が聞こえてきた。
…………………………………………………………
部屋に戻って、男たちに殴りかかった。
2対1で分が悪いことくらい解る。
それでも…。
部屋中に怒声が響く。
ちょっと前までいた、弥生の取り巻きたちはいつの間にか居なくなっていた。
『…はっ…やってらんね。あほらし』
一人の男が言う。
『もう行こうぜ』
部屋の隅で震えて泣く弥生。
こいつがしたことは許されることじゃない。
でも、そもそもの原因は俺だ。
『…悪かった…』
そう一言だけ言って部屋を出る。
『…ごめ…なさぃ…』
背中越しに消え入りそうな小さな声が聞こえてきた。
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