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しあわせのカタチ
第6章 しあわせのカタチ
…それから私たちは2人で眠りに落ちた。
深く深く…。

とても幸せな夢を見た。
ぼんやりとしか覚えてないけど、それでも、とっても幸せな夢…。

「…ん、起きた?」
「ん…」
和也くんが、身体を起こして煙草をくわえる。

「俺、夢見た…」
火を付けて一息吸って煙をゆっくり吐き出す。
「なんか、子どもが2人いてさ、みんな笑ってんだよ」
俺が父親でさ…と、目を細める。

和也くんは、とても優しく笑う。
その笑顔に、私も自然に笑顔になった。

「やっと、笑った」
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