この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Hounds of Love
第20章 海
「ほら…」
そう言って胸に手を当てると、ドクドクという音が身体に伝わってくる。
でも、自分の心臓はそれ以上に早く動いていて、熱くなった。
「ハル…ちょ、離して…」
「やだ」
「…心臓が…保たないよ」
唇が合わさって、すぐに離れる。
周りにもカップルがたくさんいて、私たちの様子など気にする素振りもない。
けど…。
私の顔は真っ赤に染まった。
「や…ッ」
「ほら、こっちおいで」
更に海の中へ…。
段々水嵩が増えていって、足がギリギリ着くか着かないかくらいの所まで連れて行かれる。
「ハル…嫌…足が…怖いよ」
「俺にくっついてたら大丈夫だよ」
背の高い彼は、全然余裕そうで、水面から肩が見えている。
そんな彼の肩に腕を回してしがみついた。
「ナツ…」
「ん?」
「俺、我慢出来ねぇや…」
そう言って胸に手を当てると、ドクドクという音が身体に伝わってくる。
でも、自分の心臓はそれ以上に早く動いていて、熱くなった。
「ハル…ちょ、離して…」
「やだ」
「…心臓が…保たないよ」
唇が合わさって、すぐに離れる。
周りにもカップルがたくさんいて、私たちの様子など気にする素振りもない。
けど…。
私の顔は真っ赤に染まった。
「や…ッ」
「ほら、こっちおいで」
更に海の中へ…。
段々水嵩が増えていって、足がギリギリ着くか着かないかくらいの所まで連れて行かれる。
「ハル…嫌…足が…怖いよ」
「俺にくっついてたら大丈夫だよ」
背の高い彼は、全然余裕そうで、水面から肩が見えている。
そんな彼の肩に腕を回してしがみついた。
「ナツ…」
「ん?」
「俺、我慢出来ねぇや…」