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Hounds of Love
第5章 教壇の上で先輩と
放課後…。
「ナツ、帰らないの?」
「あ、今日はちょっと用事…」
「そうなの?なんだ...つまんないなぁ」
「ごめんね、いつもデートの邪魔ばっか出来ないしね」
「じゃあ、また明日ね」
仲良さげに歩いてく姿を見ると、いつも羨ましくなる。
彼氏彼女ってどんな感じなんだろ…。
私も、ハル先輩と…。
「悪い、遅くなった」
はっとする。
「…あ、全然平気です」
周りを見ると、もうすでに教室には誰もいなくなっていた。
「お前、電気も付けずに待ってたのか?」
「あ、ちょっと考え事を…」
「また、いろんな妄想してたんだろ」
ははっとハル先輩が笑う。
ハル先輩にまで、妄想壁があることがバレている私って…。
夕焼け空で教室が赤く染まる。
「あの、私に何か…」
ドキドキしながら言った。
「あ~…」
西陽に照らされてハル先輩の顔がよく見えない。
髪をくしゃっとする仕草がまた恰好良くて、きゅんとする。
でも、この雰囲気って…。
やっぱり、嘘…まさか…ね…。
「…俺と…付き合ってほしい」
え…。
まぢで。
ほんとに?
嘘…。
何度も妄想して、何度も夢にみて、何度もシュミレーションしてた光景…。
それが、今、現実になって…る…?
私、また妄想の世界に入り込んでる?
また夢?
頭がごちゃごちゃになってる。
「ナツ…好きだ」
ぎゅっと抱き寄せられる。
いつもここで目覚めてた。
けど、今は…。
本当なんだ。
これは、夢でも妄想でもない。
現実…。
自然に涙が出てきて、先輩の背中に腕をまわした。
「私も…私も、ハル先輩がずっと好きでした」
唇と唇が合わさる。
はぁっと吐息が漏れる。
「ナツ、帰らないの?」
「あ、今日はちょっと用事…」
「そうなの?なんだ...つまんないなぁ」
「ごめんね、いつもデートの邪魔ばっか出来ないしね」
「じゃあ、また明日ね」
仲良さげに歩いてく姿を見ると、いつも羨ましくなる。
彼氏彼女ってどんな感じなんだろ…。
私も、ハル先輩と…。
「悪い、遅くなった」
はっとする。
「…あ、全然平気です」
周りを見ると、もうすでに教室には誰もいなくなっていた。
「お前、電気も付けずに待ってたのか?」
「あ、ちょっと考え事を…」
「また、いろんな妄想してたんだろ」
ははっとハル先輩が笑う。
ハル先輩にまで、妄想壁があることがバレている私って…。
夕焼け空で教室が赤く染まる。
「あの、私に何か…」
ドキドキしながら言った。
「あ~…」
西陽に照らされてハル先輩の顔がよく見えない。
髪をくしゃっとする仕草がまた恰好良くて、きゅんとする。
でも、この雰囲気って…。
やっぱり、嘘…まさか…ね…。
「…俺と…付き合ってほしい」
え…。
まぢで。
ほんとに?
嘘…。
何度も妄想して、何度も夢にみて、何度もシュミレーションしてた光景…。
それが、今、現実になって…る…?
私、また妄想の世界に入り込んでる?
また夢?
頭がごちゃごちゃになってる。
「ナツ…好きだ」
ぎゅっと抱き寄せられる。
いつもここで目覚めてた。
けど、今は…。
本当なんだ。
これは、夢でも妄想でもない。
現実…。
自然に涙が出てきて、先輩の背中に腕をまわした。
「私も…私も、ハル先輩がずっと好きでした」
唇と唇が合わさる。
はぁっと吐息が漏れる。