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伝わらない想い
第7章 素直な気持ち
「ね、蘭ちゃんは今何歳?」

「え、28です」
そう言った瞬間、茜さんの目が一際大きくなるのがわかった。

「うそ...」

「え...?」

「え、それすごい詐欺」

「え、え?何がですか?」

「私たち同い年だよ」

「は?」

「私も28だから」

「え、嘘ですよね」
私のその問いに茜さんは「それ、ひどい」と笑いながら言ってビールを飲んだ。

「敬語で話してくるし肌ツルツルだしちっちゃくて絶対年下だと思ってたのに」
何気にその言葉もひどいと思うよ...と思ったものの何の悪気も含まない彼女の言葉に私も笑った。

大丈夫だ。
まだ笑える。

「あー...お腹痛い」
お腹をさすりながら茜さんが言った。

「茜さん、笑いすぎです」

「もう、さんとか敬語やめてよね」

「でも...」

「それで私が老けて見えるでしょ」
と頬を膨らませる。

それにまたふたりで笑った。
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