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伝わらない想い
第7章 素直な気持ち

「茜」
純の声にさっと振り向く茜ちゃん。
「純さん」
「何してんの?」
「蘭ちゃんと話してました」
「そろそろ行くか?」
「あ、はい」
そう返事をして、私の方に向き「じゃあ、またね」と言った。
「また...ね」
「あ、そうだ、今度あのアヒージョの作り方教えて」
「あ、うん」
私たちの会話を聞いて純が言う。
「茜が作るのは和食ばっかだもんな」
「蘭ちゃんに教えて貰って洋食も美味しく作れるようになりますね」
「期待してる」
ふたりがお互いを思いやってるのが見て解る。
そんなふたりを見送る。
「純、またねぇ」
あの人の声が聞こえて、そちらを向くと、未だに陸の腕に絡み付きベタベタと見せつけるように私の方を向く彼女と目が合った。
その目が「良いでしょ」と言っているようで、私は手をぎゅっと握り締めた。
純の声にさっと振り向く茜ちゃん。
「純さん」
「何してんの?」
「蘭ちゃんと話してました」
「そろそろ行くか?」
「あ、はい」
そう返事をして、私の方に向き「じゃあ、またね」と言った。
「また...ね」
「あ、そうだ、今度あのアヒージョの作り方教えて」
「あ、うん」
私たちの会話を聞いて純が言う。
「茜が作るのは和食ばっかだもんな」
「蘭ちゃんに教えて貰って洋食も美味しく作れるようになりますね」
「期待してる」
ふたりがお互いを思いやってるのが見て解る。
そんなふたりを見送る。
「純、またねぇ」
あの人の声が聞こえて、そちらを向くと、未だに陸の腕に絡み付きベタベタと見せつけるように私の方を向く彼女と目が合った。
その目が「良いでしょ」と言っているようで、私は手をぎゅっと握り締めた。

