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美術教師の羞恥奴隷
第36章 脱衣とヌード ■藍里編①■
 藍里はこの期に及んで、引き受けたことを深く後悔した。

 この場に来るまでにも既に、気が進まなかった藍里だったが、今はもう完全に「出来ることなら今すぐこの話を降りたい」と考えているのだ。

 だが、藍里の性格的にも、そんな無責任なことはできるはずもない。

 彼氏の光範に対して、心の中で深く謝りながら、藍里は脱衣を始めた。



 藪下が慌しく何やら準備を進めており、モデル台に立つ藍里のほうへはあまり視線を向けていないことが藍里にとっては僅かな救いだったといえる。

 ピンクの下着をそそくさと脱ぎ去り、生まれたままの姿となった藍里は、そっと両手で胸と股間を隠した。



 すると、準備を終えたらしい藪下が、ペットボトルを手に、藍里に向かって近づいてきて言う。

「ポーズ中は、ずっと静止してもらわないといけないので、喉が渇いていたら今のうちにこれを飲んでおいてくれ。あと、お手洗いも行きたいのなら、今のうちに頼むぞ」

「は、はい……」




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