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第46章 校内で全裸　■未桜編②■

「ローブを着ずに行けたら、モデル代を１万上乗せするが、どうだ？」

「え？！」

　予想もしていなかった申し出を受け、未桜は目をぱちくりさせる。



　しかし、それもほんの数秒のことで、すぐに未桜は答えた。

「……やってみます」

　報酬増額の魅力が、あっさり全てを上回った結果だ。

　未桜は心の中で、「今は夏休みだし、こんな時間にこの校舎内をうろうろしている人はほとんどいないはず」と呟く。

　満足げに頷いて、藪下が言った。

「館林は素直でいいな。じゃあ、すぐに行ってくれ」

「はい」

　こうして、未桜は全裸のまま、２階のお手洗いへと行くことに決まった。