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美術教師の羞恥奴隷
第55章 水島 ■藍里編②■
藍里は半ばパニック状態に陥ってしまう。
なぜなら、1年生の時、藍里と水島は同じクラスだったので、言わば顔見知りだったわけだ。
しかも、水島は、藍里の彼氏である光範とも仲が良く、必然的に藍里と水島が顔を合わせることは少なくなかったという事情もある。
そんな知り合いに、一糸まとわぬ裸を、一瞬とはいえ見られてしまったのだから、藍里が恐慌をきたすのも無理はないだろう。
水島は大げさに驚いた演技を始めたが、冷静な人が見れば、明らかにわざとらしく、演技だとすぐに分かるはずだ。
しかし、藍里は今、全く冷静ではなかったので、水島の様子が演技だと気づくことはなかった。
そんな藍里に向かって、藪下が落ち着いた声色で、まるで当然のことのように言う。
「1年H組のときに同じクラスだったから、覚えているかもしれないが、こちらは水島君だ。彼も展覧会に出品する予定で、ちょうど私と同じ題材を描くようだったから、呼んでみた」
なぜなら、1年生の時、藍里と水島は同じクラスだったので、言わば顔見知りだったわけだ。
しかも、水島は、藍里の彼氏である光範とも仲が良く、必然的に藍里と水島が顔を合わせることは少なくなかったという事情もある。
そんな知り合いに、一糸まとわぬ裸を、一瞬とはいえ見られてしまったのだから、藍里が恐慌をきたすのも無理はないだろう。
水島は大げさに驚いた演技を始めたが、冷静な人が見れば、明らかにわざとらしく、演技だとすぐに分かるはずだ。
しかし、藍里は今、全く冷静ではなかったので、水島の様子が演技だと気づくことはなかった。
そんな藍里に向かって、藪下が落ち着いた声色で、まるで当然のことのように言う。
「1年H組のときに同じクラスだったから、覚えているかもしれないが、こちらは水島君だ。彼も展覧会に出品する予定で、ちょうど私と同じ題材を描くようだったから、呼んでみた」