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恋の行方を探してください【完結】
第20章 【二十話】女嫌いな三男

美哉は真那の言葉に、自分のぺったんこでコンプレックスに思っている胸を見下ろした後、真那の胸にも視線を向けた。真那もどちらかと言えば、胸はないほうだろう。
「由臣さん、胸がない人が好きなんでしょうか」
「えっ? いや、わたし、ない方だけど、違うと思うわよ」
「本当は男性が好きなんですよ、あの人」
「なんでそう思ったのか分からないけど、女性を排除してきたのは、いろいろあるみたいだし。周りに男ばかりだったのは、御庭番が守ってただけでしょ」
美哉はそこでようやく、ミルクティに口を付けた。
「あ……美味しい」
「よかった、お口にあったみたいで」
そういうと、真那は一気に残りを飲み干した。
「わたし、三男のこと、好きじゃないけど嫌いでもないのよ。強引だったけど、恩はそれなりに感じてる」
「それならよかった」
と美哉の後ろから由臣の声がして、慌てて振り返った。
「俺もきのこちゃんのこと、嫌いじゃないぜ」
「そりゃどーも。嬉しくもないけど」
「そういうとこ、いいよな」
「あんたって、マゾでしょ」
「いや、ドがつくエスだとおもってるが?」
なんてやりとりを! と美哉は思ったけれど、改めて考えてみれば、最初の時、途中で放置するあたり、ドがつくエスで間違いなさそうだ。
「仕方がないから作り直してやったよ、ほら」
そういって、薄紫色のカードを美哉に渡してきた。名前を確認すると、宇佐見美哉になっていて、ほっとした。
「所属は探偵事務所・若葉小屋なんですね」
「あぁ。与頭は一部しか知らない制度だし、あまりおおっぴらにするもんでもない」
そう言われて、美哉はほっとした。
「そもそもがこのご時世に御庭番だなんて、時代遅れも甚だしいものが残ってること自体、ナンセンスだからな」
「そうなんですか?」
「あぁ。だから伊吹と吟太、勝千代、小坂は若葉小屋の調査員になっている」
どうやら、探偵事務所・若葉小屋は御庭番のカモフラージュ組織となっているようだと分かった。
「ちょっと三男!」
「なんだ」
「このカード……あんた、いくら美哉さんが与頭でも、ちょっとやりすぎじゃないのっ?」
「由臣さん、胸がない人が好きなんでしょうか」
「えっ? いや、わたし、ない方だけど、違うと思うわよ」
「本当は男性が好きなんですよ、あの人」
「なんでそう思ったのか分からないけど、女性を排除してきたのは、いろいろあるみたいだし。周りに男ばかりだったのは、御庭番が守ってただけでしょ」
美哉はそこでようやく、ミルクティに口を付けた。
「あ……美味しい」
「よかった、お口にあったみたいで」
そういうと、真那は一気に残りを飲み干した。
「わたし、三男のこと、好きじゃないけど嫌いでもないのよ。強引だったけど、恩はそれなりに感じてる」
「それならよかった」
と美哉の後ろから由臣の声がして、慌てて振り返った。
「俺もきのこちゃんのこと、嫌いじゃないぜ」
「そりゃどーも。嬉しくもないけど」
「そういうとこ、いいよな」
「あんたって、マゾでしょ」
「いや、ドがつくエスだとおもってるが?」
なんてやりとりを! と美哉は思ったけれど、改めて考えてみれば、最初の時、途中で放置するあたり、ドがつくエスで間違いなさそうだ。
「仕方がないから作り直してやったよ、ほら」
そういって、薄紫色のカードを美哉に渡してきた。名前を確認すると、宇佐見美哉になっていて、ほっとした。
「所属は探偵事務所・若葉小屋なんですね」
「あぁ。与頭は一部しか知らない制度だし、あまりおおっぴらにするもんでもない」
そう言われて、美哉はほっとした。
「そもそもがこのご時世に御庭番だなんて、時代遅れも甚だしいものが残ってること自体、ナンセンスだからな」
「そうなんですか?」
「あぁ。だから伊吹と吟太、勝千代、小坂は若葉小屋の調査員になっている」
どうやら、探偵事務所・若葉小屋は御庭番のカモフラージュ組織となっているようだと分かった。
「ちょっと三男!」
「なんだ」
「このカード……あんた、いくら美哉さんが与頭でも、ちょっとやりすぎじゃないのっ?」

