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恋の行方を探してください【完結】
第21章 【二十一話】忠誠の儀*勝千代
目が覚めたら、由臣がキスをしていた。というところから始まった二人の出会い。
正直、驚きが大きかった。
そして、次に思ったのが、どうしてキスをされているのか、だった。でもこれは、由臣に理由を聞いても、したかったからという、美哉からすれば理不尽以外、なにものでもないものだった。
驚いたし、見知らぬ人だったけど、嫌悪感はまったくと言っていいほどなかった。むしろ、気持ちがいいと思ってしまった。
だからそのこともあり、美哉はそんなことを思ってしまった自分がものすごく恥ずかしくて、そんな感情を抱かせた由臣のことが、怖いのかもしれない。
由臣の側にいれば、自分の中にあった淫乱で淫らな部分がさらけ出されていく。抱きしめられる度、キスをされる度、その先を期待してしまう自分が、嫌になる。
「嫌い……由臣さん、やらしいから、嫌い」
それはむしろ、自分にブーメランのごとく返ってきているのも分かっていて、ずきずきと心が痛む。だからこそ、吟太と勝千代と儀式という名の淫らな行為を行って、吹っ切ってしまいたい。
身体を丁寧に洗っていると、秘部がぬるりとしていることに、美哉は気がついた。
先ほど、由臣にされたキスだけでこんなに濡れてしまったことに、美哉はショックを隠せない。
由臣といれば、どんどん自分がやらしくなっていく。それがすごく恥ずかしい。
ごしごしと洗うと、刺激でますますぬるぬるとなってきた。
困っていると、シャワー室のドアが叩かれた。
「美哉さん」
声で勝千代と分かったが、返事ができなかった。
「悪いけど、入るよ」
「え……っ」
「儀式、ここでやりたいんだ」
「え、ここで?」
「吟太はキッチンと言ってるから、おれはここがいいな」
「……わかり、ました」
由臣の時も、伊吹の時も、そういえば服を着たままだった。だから異性に裸を見せるのは、初めてだ。
「バスローブを用意してるから、それを着て?」
正直、驚きが大きかった。
そして、次に思ったのが、どうしてキスをされているのか、だった。でもこれは、由臣に理由を聞いても、したかったからという、美哉からすれば理不尽以外、なにものでもないものだった。
驚いたし、見知らぬ人だったけど、嫌悪感はまったくと言っていいほどなかった。むしろ、気持ちがいいと思ってしまった。
だからそのこともあり、美哉はそんなことを思ってしまった自分がものすごく恥ずかしくて、そんな感情を抱かせた由臣のことが、怖いのかもしれない。
由臣の側にいれば、自分の中にあった淫乱で淫らな部分がさらけ出されていく。抱きしめられる度、キスをされる度、その先を期待してしまう自分が、嫌になる。
「嫌い……由臣さん、やらしいから、嫌い」
それはむしろ、自分にブーメランのごとく返ってきているのも分かっていて、ずきずきと心が痛む。だからこそ、吟太と勝千代と儀式という名の淫らな行為を行って、吹っ切ってしまいたい。
身体を丁寧に洗っていると、秘部がぬるりとしていることに、美哉は気がついた。
先ほど、由臣にされたキスだけでこんなに濡れてしまったことに、美哉はショックを隠せない。
由臣といれば、どんどん自分がやらしくなっていく。それがすごく恥ずかしい。
ごしごしと洗うと、刺激でますますぬるぬるとなってきた。
困っていると、シャワー室のドアが叩かれた。
「美哉さん」
声で勝千代と分かったが、返事ができなかった。
「悪いけど、入るよ」
「え……っ」
「儀式、ここでやりたいんだ」
「え、ここで?」
「吟太はキッチンと言ってるから、おれはここがいいな」
「……わかり、ました」
由臣の時も、伊吹の時も、そういえば服を着たままだった。だから異性に裸を見せるのは、初めてだ。
「バスローブを用意してるから、それを着て?」