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古傷
第1章 ・・・1
松坂 徹episode1
ピピピピ ピピピピ
ピピピピ ピピピ...
携帯のしつこいアラームを、まだ寝ぼけている毛布から頭を少し出し手で探りあて画面のボタンを横にスライドした
まだ寒い2月の朝
アラームを止めてもすぐに動く気力がなく、暫く薄目を開けたままうつ伏せでくるまっていた。
ただ、壁掛けの時計の針が動く音が気になり動かなければと思ったが、やはり毛布から出る勇気はないので毛布をまといながらベッドから出た。
部屋の電気を付けマグカップに牛乳を入れ電子レンジのボタンを押す
テレビの電源を付け朝の天気予報をぼんやりと確認しながら、フライパンに卵とベーコンを入れ火にかけた
やがて、チリチリと脂が焦げる音が鼻腔をくすぐり隣ではチンと牛乳が温まった。
火がいい具合に通ったそれらをフライパンのままテーブルに運び、冷蔵庫からロール型のパンを取りだし朝食が完成
ピピピピ ピピピピ
ピピピピ ピピピ...
携帯のしつこいアラームを、まだ寝ぼけている毛布から頭を少し出し手で探りあて画面のボタンを横にスライドした
まだ寒い2月の朝
アラームを止めてもすぐに動く気力がなく、暫く薄目を開けたままうつ伏せでくるまっていた。
ただ、壁掛けの時計の針が動く音が気になり動かなければと思ったが、やはり毛布から出る勇気はないので毛布をまといながらベッドから出た。
部屋の電気を付けマグカップに牛乳を入れ電子レンジのボタンを押す
テレビの電源を付け朝の天気予報をぼんやりと確認しながら、フライパンに卵とベーコンを入れ火にかけた
やがて、チリチリと脂が焦げる音が鼻腔をくすぐり隣ではチンと牛乳が温まった。
火がいい具合に通ったそれらをフライパンのままテーブルに運び、冷蔵庫からロール型のパンを取りだし朝食が完成