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恋は盲目
第2章 特別な夏休み
この1ヶ月、手をつないだのはあの日だけだったけど、前とは変わったことがある。
塾の終わった日は必ず総司君から電話がある。
ほんの5分か10分話すくらいだけど、私にとっては大きな進歩だ。
きっと総司君の気持ちが私に向いてきたんだ、
とかそういう期待は持たないように自分を戒めている。
でも、今日のこれは・・・・
お互いお昼がまだだったので近くのコンビニに昼ご飯を買いに行く。
並んで歩くのが気恥ずかしい。
それぞれご飯を選んでレジに並ぶ。
「シャーペンと今日の演奏のお礼。」
と言って合わせてお会計をする。
いいよと押し問答になったけど、結局おごってもらった。
ホール周辺の日陰になっているベンチに腰掛ける。
2人で居るっていうだけで楽しい。
私たちは他愛もない話をしながら時間をすごす。
好きな人との時間て、何でこんなに過ぎるのが早いんだろう。
あっという間にあたりが夕日につつまれてきた。
まだ少しジトッと暑い。
「アイス食べたいね。」
何気なく言ったつもりが、総司君が買ってくると言ってコンビニへ行ってしまった。
「はい、リクエスト通り、あんりはソフトクリーム。」
総司君はソーダ味のシャリシャリするアイスを手に持っている。
そういうアイスを食べたほうが太らないってわかってるけど、それじゃあな、
とかソフトクリームをペロペロ舐めながら総司君のアイスを見ていると、
総司君は私が食べたいと思っていると思ったのかアイスを私に向けて
「はい、あーん。」
と言ってきた。
少し戸惑ったけど、周りには人通りもないし、一口口に含んだ。
「あ、ソーダフロート飲んだみたい」
私のソフトクリームとソーダの味が混ざってそんな味がした。
「え、本当?俺も食べたい。」
総司君の顔が近づく。
わ、かっこいい。
また胸がキュンとなった。
今日はキュンのオンパレードだな。
カプッと総司君がソフトクリームをかじる。
唇についたソフトクリームを舌で舐めるのがちょっとやらしい。
「あ、本当だ。ソーダフロート!」
「でしょ!?」
2人で爆笑した。
「あんり!」
叫ばれた方をみると、そこに立っていたのは慶太だった。
何となく気まずい・・・かも?
塾の終わった日は必ず総司君から電話がある。
ほんの5分か10分話すくらいだけど、私にとっては大きな進歩だ。
きっと総司君の気持ちが私に向いてきたんだ、
とかそういう期待は持たないように自分を戒めている。
でも、今日のこれは・・・・
お互いお昼がまだだったので近くのコンビニに昼ご飯を買いに行く。
並んで歩くのが気恥ずかしい。
それぞれご飯を選んでレジに並ぶ。
「シャーペンと今日の演奏のお礼。」
と言って合わせてお会計をする。
いいよと押し問答になったけど、結局おごってもらった。
ホール周辺の日陰になっているベンチに腰掛ける。
2人で居るっていうだけで楽しい。
私たちは他愛もない話をしながら時間をすごす。
好きな人との時間て、何でこんなに過ぎるのが早いんだろう。
あっという間にあたりが夕日につつまれてきた。
まだ少しジトッと暑い。
「アイス食べたいね。」
何気なく言ったつもりが、総司君が買ってくると言ってコンビニへ行ってしまった。
「はい、リクエスト通り、あんりはソフトクリーム。」
総司君はソーダ味のシャリシャリするアイスを手に持っている。
そういうアイスを食べたほうが太らないってわかってるけど、それじゃあな、
とかソフトクリームをペロペロ舐めながら総司君のアイスを見ていると、
総司君は私が食べたいと思っていると思ったのかアイスを私に向けて
「はい、あーん。」
と言ってきた。
少し戸惑ったけど、周りには人通りもないし、一口口に含んだ。
「あ、ソーダフロート飲んだみたい」
私のソフトクリームとソーダの味が混ざってそんな味がした。
「え、本当?俺も食べたい。」
総司君の顔が近づく。
わ、かっこいい。
また胸がキュンとなった。
今日はキュンのオンパレードだな。
カプッと総司君がソフトクリームをかじる。
唇についたソフトクリームを舌で舐めるのがちょっとやらしい。
「あ、本当だ。ソーダフロート!」
「でしょ!?」
2人で爆笑した。
「あんり!」
叫ばれた方をみると、そこに立っていたのは慶太だった。
何となく気まずい・・・かも?