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恋は盲目
第3章 宵花火
キュ、と総司君がブレーキをかけた。
すると私の体がぐ、と前にずれて総司君にぴったりと密着する。
わ、これ胸、あたってるけどいいのかな・・・嫌じゃ・・・ないかな・・?
男の子の心理はわかならい。
私はもう彼女だし、少なくとも嫌じゃ・・・・ないよね?
会場周辺に自転車を置き、出店でご飯を買う。
だんだんテンションが上がってきた。
一通り飲み物とご飯を買うと、
「じゃ、行こうか」
と総司君が私の手を引く。
すいすいと人混みを避け、また自転車に乗る。
私にとっても地元だけど、こんな道知らない。
という場所を通って総司君が自転車をこいでいく。
会場から少し離れた場所に着いた。
「ここ。花火が綺麗に見えて、人もあんまりいない。」
確かに人も少なくて、居ても今日は新月で暗くてお互いがよく見えない。
空いていたベンチに腰掛けて、焼きそばを食べる。
総司君はたこ焼きを差し出して、
「はい、あーん」
「あーん」
けっこう、こういうことしてくれる人なんだな、と驚く。
恥ずかしいから嫌だ、とか言いそうなのに。
たこ焼きをもぐもぐしながら考える。
———————ドンッ!!!!!!
「「あ」」
花火が打ち上がった。
すごい、綺麗。
自然と笑顔になる。
「きれ〜〜〜い!!!!」
嬉しくてはしゃいでしまう。
そんな私を総司君は目を細めて喜んでくれる。
花火に見入っていると、低い位置でも何か打ち上がっている。
見えないとわかっていても立ち上がって見てみる。
「下の方なんだろう?」
「花火が連なってる。」
総司君の身長なら少し見えるんだろうか。
「綺麗?」
と私が聞くと、総司君が私を抱きかかえて持ち上げる。
「見える?」
みっ、見えるには見えたけれど、脳みそがパニックをおこして花火を認識しない。
「え、あ・・・」
困って総司君の顔を見下ろすと、総司君がニコニコして私を見る。
「わ、わたし重いから降ろしてっ」
恥ずかしくなって言った。
顔が熱い。
「ちゃんと見えた?」
「うん!見えた!」
総司君が私を降ろす。
「困った顔、可愛い。」
おでこにちゅっっとキスをされる。
ビリリッ
おでこに電流が走った。
ひゃー心臓がもたないよ!
すると私の体がぐ、と前にずれて総司君にぴったりと密着する。
わ、これ胸、あたってるけどいいのかな・・・嫌じゃ・・・ないかな・・?
男の子の心理はわかならい。
私はもう彼女だし、少なくとも嫌じゃ・・・・ないよね?
会場周辺に自転車を置き、出店でご飯を買う。
だんだんテンションが上がってきた。
一通り飲み物とご飯を買うと、
「じゃ、行こうか」
と総司君が私の手を引く。
すいすいと人混みを避け、また自転車に乗る。
私にとっても地元だけど、こんな道知らない。
という場所を通って総司君が自転車をこいでいく。
会場から少し離れた場所に着いた。
「ここ。花火が綺麗に見えて、人もあんまりいない。」
確かに人も少なくて、居ても今日は新月で暗くてお互いがよく見えない。
空いていたベンチに腰掛けて、焼きそばを食べる。
総司君はたこ焼きを差し出して、
「はい、あーん」
「あーん」
けっこう、こういうことしてくれる人なんだな、と驚く。
恥ずかしいから嫌だ、とか言いそうなのに。
たこ焼きをもぐもぐしながら考える。
———————ドンッ!!!!!!
「「あ」」
花火が打ち上がった。
すごい、綺麗。
自然と笑顔になる。
「きれ〜〜〜い!!!!」
嬉しくてはしゃいでしまう。
そんな私を総司君は目を細めて喜んでくれる。
花火に見入っていると、低い位置でも何か打ち上がっている。
見えないとわかっていても立ち上がって見てみる。
「下の方なんだろう?」
「花火が連なってる。」
総司君の身長なら少し見えるんだろうか。
「綺麗?」
と私が聞くと、総司君が私を抱きかかえて持ち上げる。
「見える?」
みっ、見えるには見えたけれど、脳みそがパニックをおこして花火を認識しない。
「え、あ・・・」
困って総司君の顔を見下ろすと、総司君がニコニコして私を見る。
「わ、わたし重いから降ろしてっ」
恥ずかしくなって言った。
顔が熱い。
「ちゃんと見えた?」
「うん!見えた!」
総司君が私を降ろす。
「困った顔、可愛い。」
おでこにちゅっっとキスをされる。
ビリリッ
おでこに電流が走った。
ひゃー心臓がもたないよ!