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天使さまっ!
第14章 続編 天国へと続く恋
やっぱりエリン先生には敵わない。このまま永遠にでも溺れていたい。
エリン先生はいつだって、まっすぐに愛情を表現してくれるから、しつこいくらいねちっこいその愛撫も、全部全部愛情の表れで。だけど独りよがりなとこはまるでなくて、いつだって私を気遣って、労ってくれる。キスだけでこんなにも、気絶しそうになるなんて、先生に出逢う前ならありえないことだった。
勤務中の病院で、こんなことしてちゃいけないんだけど。エリン先生の診察室には、ごく一部の精神科の患者さんが予約した時しか来ないから、私たちはすっかり油断をしていたのです。
抱き合っていつまでもキスをしていた私たちが、彼女の目に焼き付いていて。しばらく呆然と立ち尽くしていました。甘い吐息にビクリとして荷物を落とすまで。