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天使さまっ!
第14章 続編 天国へと続く恋
幾分落ち着いた様子で、ゆっくり考えて気持ちの整理をしますと彼女は帰っていった。しばらく気持ちが安定するまでは、また予約をいれずに現れるかもしれない。
それにしても。誰かに見られちゃうとか、今さら冷静に考えるとすごく恥ずかしいです。先生もちょっとバツの悪い顔で舌を出しました。
「以後気をつけます」
「右に同じです」
とりあえず寿命が縮んだ気分です。しかも、エリン先生に抱かれたいとか。絶対夢に見そうです。
「もしほんとに華也さんがエリン先生のことを好きになったら、エリン先生どうするんですか」
愛していいなんて、同じように言えるんでしょうか。
「僕はしかこさんを愛しています」
「え?」
「それだけです。何も変わりませんよ。だからどうぞご自由に安心して愛を打ち明けてください」
受け入れるのは表現の自由で、応えるとは違う。だからそれは罪にはならない。そうか、自分だけを見てと無理強いするから、愛情はいつしか歪んでしまうんだ。
「私、いつか、先生のファンに殺されますね」