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天使さまっ!
第14章 続編 天国へと続く恋
先生は自分の確固たる意志があってそれを曲げたりしないけれど、私は相手にあわせて、要求をされると合わせてあげようとしてしまう。想いに応えようとしてしまう。だから本心とは違う自分を中途半端に演じてしまう。自分からドツボにはまってしまう。
「私、先生が羨ましいです。先生みたく強くなりたいです」
半端な優しさなんて、自分も相手も苦しめてしまうから。ほんとは真っ直ぐに迷わずに生きたいです。
「僕といるしかこさんは強いですよ」
合わせる相手を間違わなければ、なりたい自分にちゃんと近付いていけるの。私のままで進んでいけるの。私はエリン先生となら、きっと大丈夫。
この先にどんな障害が立ち塞がっていても。エリン先生がいるから、きっと、大丈夫だよね。