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天使さまっ!
第14章 続編 天国へと続く恋
ションボリした私に何かしら満足したらしく、エリン先生は私の頭をなでなでと子ども扱いしてから、部屋へ上がっていきました。やっぱり放置プレイですか。トボトボと遅れて続く私に、チラリと視線を向けるとエリン先生はニヤリと笑いました。
「楽しみだなぁ~。今夜はしかこさんどんなケアで償ってくれるのかなぁ」
「!
~~っ、もう!」
わざと恥ずかしいように仕向けるんだから。夕食作りも気がちっちゃって、指を怪我してしまいました。すぐにエリン先生が処置をしてくれましたが。
「……っ先生、もう、大丈夫、だから」
傷を舐めるエリン先生の柔らかい舌がすごくいやらしい。
体がビクビクと反応してしまって、いつから私はこんなにもエッチになってしまったのか、全部エリン先生のせい。
「ぁん」
「やっぱり我慢出来そうにありません。犬ほど忍耐力もないので僕には『待て』が出来ませんね」
指先から手首へと唇を這わせながら、エリン先生の熱い息遣いが伝わって、私はその首に腕を回して抱き付いた。
「私も……」
自分からエリン先生にたくさんキスをして、何が悲しいわけじゃないのに涙がポロポロ出てきちゃって。感情が止まらない。
「抱いてください」
患者さんに嫉妬しただなんて。先生を独り占めしていたいだなんて。私は小さくて醜い。でも愛しているから、愛されていたいから。もっと素直に互いを感じていたいと思うの。