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天使さまっ!
第14章 続編 天国へと続く恋
私の謝罪に、エリン先生は力をなくし嗚咽をこぼして泣き出しました。
「すいません、こんな……最低な。しかこさんに、僕は」
「先生、私……先生が辛いときは私も一緒に苦しみたい。わかったんです」
いつも自分勝手なコウヤが私を愛してなんかないんだって思っていたけれど。それは同時に私だってコウヤを愛してなんかいなかったんだってこと。受け入れてあげなかった。包み込んであげなかった。理解してあげなかった。
「だから先生は私には何をしてもいいの」
誰かを愛するっていうのは、楽しいことや美しいことばかりじゃなく、すべて、すべてを分け合うくらい覚悟も必要なんだろうから。
まだまだ未熟な私だけれど、精一杯エリン先生を愛していきたいから。
「もう恐くないよ」